アメリカでの出産後、初めての一週間の過ごし方について、
実体験を踏まえ詳しくつづっていきます!
「海外で出産なんて大変だったね」とよく言われますが、
アメリカでの出産は日本と比べて実際どう違うのでしょう?
日本とアメリカの違い
入院期間の違い
日本 | 出産後、母子共に一週間は病院に入院。 これは、母体の回復と新生児の健康管理のため。 |
アメリカ | 自然分娩時は2〜3日、帝王切開時は3〜4日での退院が多い。 これは、病院のリソース管理と高額な医療費のため。 |
およちゃん出産時は2泊3日でした。
実際に感じたメリット・デメリット
メリット | ・3日間ナースやラクテーションサポーター等が来て、 産後の母親のメンタルサポート、赤ちゃんのケア等を 全て夫に伝えてくれるところ。 ・母体の回復前に退院するので、夫婦で育児を しなければいけない体制が自然と出来上がるところ。 |
デメリット | ・新生児を小児科へ自分たちで連れて行くこと。 ・生後2~3日後の新生児を素人がお世話するので、 非常に心細く不安になところ。 |
小さな兄弟姉妹がいたので、希望を聞かれた上で、
1泊2日で帰宅したというケースも聞きました!
たった1泊・・・!
産後の過ごし方
産後の数週間は「第4のトリメスター(妊娠プロセス)」と呼ばれ、
非常に重要な回復期なんだそう(Parentから抜粋)。
この時期は長期的な健康と幸福を築くための基盤を整える時期とされています。
具体的にやるべきことについて、まずは一般論をまとめました。
私の体験談については後半に書きます!
休息
- もし休息を取らずに無理をすると、免疫力の低下、
出血の悪化等が起こり、産後の回復が遅れてしまうかも。 - 休息をとらなければ、産後うつのリスクも高まると言われています。
栄養補給
- 出産直後は、まずは食欲を満たすことが最優先。
産後は体が非常に疲れているため、エネルギーを補給し、
体力を回復させることが重要。 - 余裕があれば、たんぱく質やビタミン、ミネラルを含む
栄養バランスの取れた食事を心がけて。
睡眠
- 睡眠は身体の回復を促進するために不可欠!
赤ちゃんの夜間の授乳で睡眠が分断されがちですが、
昼間の短時間の仮眠でなんとか補いましょう。
水分補給
- 水分は身体の代謝を助け、母乳の生産をサポート。
- 水分が不足すると、疲労感や脱水症状を引き起こす可能性が。
軽い運動
- 基本NG:
多くの専門家は、産後の最初の週は軽い運動も避けるべきとしています。
まずは医師の指導を仰ぎ、体調に合わせた活動を行うことが大切。
赤ちゃんとの初めての一週間
授乳
およちゃんの場合、体重が出生体重に戻るまでは
2-3時間毎に授乳してくださいと病院から言われました。
出生体重に戻るまでには5日程かかったと思います。
その後の指導は特になかったため、ジーナ式の
スケジュールを参考にしながら授乳をしていきました。
生まれた赤ちゃんはまだ上手くミルクを
飲めないので、体重が減ることがほとんど。
授乳や赤ちゃんの体重・健康管理については個人差が大きいため、
もし困っているのであれば専門家からのアドバイスを受けましょう。
「母乳だけで育てた方がいい」!?
「生まれてから〇か月はきっちり3時間毎」!?
等、考えを押し付けている専門家もいると耳にします。
もしママと赤ちゃんが苦しんでいたり
違和感を覚えたりしているのであれば、複数の専門家に相談してみてください。
おむつ替え
新生児は1日に10回前後おむつを替える必要があります。
これは赤ちゃんの快適さと皮膚の健康を保つため。
およちゃんとの初めての一週間
およちゃんが生まれた時のスケジュールはこんな感じ。
- 1日目入院!
2:00 破水、病院へ電話。家で横になりながら陣痛を待つ
5:00 病院に到着。横になりながら陣痛チェック
15:00 およちゃん誕生 - 2日目入院中
小児科医のチェック
産婦人科医のチェック
ラクテーションサポート
初めての沐浴、沐浴の仕方レクチャー
写真撮影など - 3日目退院
小児科医のチェック
ラクテーションサポート
無事退院。およちゃん初めての自宅。 - 5-7日目小児科へ
自分たちで車で連れていく。
色々な医者・専門家が来たり写真撮影やら書類提出やら…
目まぐるしいスケジュールでした。
正直、疲れたので帰って早く休みたいという気持ちも。
不安はあったものの、初めて家族3人で我が家に帰ってきた時は、
ようやく生まれた喜びとこれからの生活がとても楽しみで
本当に嬉かったことを覚えています。
入院生活はたったの55時間!
おわりに
日本とアメリカでの産後生活の違いはあるとはいえ、出産後に基本的に必要なことは同じ。
家族(夫)のサポートが必要でそれがなければやっていけないという体制を作ることができるという意味では、アメリカのスパルタ産後入院生活もメリットがある!と思います。